心理学の始まり、ヴント、デカルト、フロイトの登場

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心理学の歴史

心理学と聞くとどういう印象を持ちますでしょうか。そもそも哲学って人間とは何なのか?という永久のテーマから始まったのだろうけども、相手の心理を理解し利用することで、政治に使われるようにもなりました

心理学で人間自体を理解することで、機械的に見てしまうような人もいますが、逆に僕なんかはコミュ症だし、すぐに不安になったりするので、心理学を誰かにとかではなくて、自分を紐解く方法として、使っていました。高校時代。おかげで鬱な感じも緩和されて、人間関係は前よりかは楽に感じるようになったので、勉強した内容をアウトプットしていきたいと思います。

心理学が生まれたのは

そもそも心理学が生まれたのは19世紀末と言われています。結構最近なんだなーという印象。
心理学の父とも言われる、ヴェルヘイム・ヴントがドイツのライプツィッヒ大学で心理学の実験を始めたのが最初といわれているみたい。

とはいえ、ずっと前から、プラトンやデカルトやアリストテレスがいたわけだから、心理学で最初の人ってのは違和感がありますよね。
それもそのはず、その前から、心理学論争にあってきたわけです。

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昔からあったよ心理学は

 

心理学とは言われていませんでしたが、昔からそれらしきものはありました。

そもそも、心理学ではなく哲学という分野であったけれども、「人間の心は生まれた時から、様々な概念があらかじめ備われている」という生得観念の立場をとった古代ギリシャの哲学者であるプラトン。

「人間の精神は生まれた直後の状態では完全な博士であり、成長・学習によって様々な働きを習得する」と考えたプラトンの弟子であるアリストテレス。など。

我思う、ゆえに我あり

という言葉で有名なデカルトさんはプラトンよりの考え方で、生まれてから育ちで身につけるんじゃなくて、もともと持っているんだよ!って側の人でした。そして、デカルトが「能力心理学」を提唱し出します。ここまでは実験とかをしていなくてどちらかっていうと概念の話なんですね。

一方で17世紀に入ると、デカルトに対して対称的な意見が現れ始めます。いやー哲学って見ているとね面白いくらい東洋も西洋も、主流のものではない意見が出てきてひっくり返したりするんですよね〜。それは他の学問でも同じだろうけど、マイノリティ側がひっくり返してひっくり返されて〜の連続ですよね。

そのデカルトの「能力心理学」に対して、イギリスの哲学者であるジョン・ロックやデイヴィッド・ヒュームなどが提唱するのが「連合心理学」です。

連合心理学は、

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生まれた時に備わっている?何を馬鹿なこと言っているんだい。生まれた時は人間は白紙に決まっているだろう?生まれてから成長や学習を通して心は形成されていくんだよ!
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という考え方ですね。

心理学は哲学の一部として扱われてきましたが、19世紀になってから、物理学や生理学などいろいろな学問が発展をしてきたので、自然科学として心理学もできたとされています。

この頃ドイツでは、グスタフ・フィフナーさんが、「精神心理学」を出し。精神と身体、心とものの関係を数値化する!と研究した学問も出ています。

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ドイツでヴント登場

 

ヴント(冒頭で説明した人)は哲学的、自然科学的な心理学が世にある時に、19世紀に登場をしたようです。

それまでの哲学者も一応実験と観察を用いていたけど、どちらかっていうと、僕私はこうだから、こうなるんだ。てきな自分との対話であったのが、実験メインで実証的に心を探求した「実践心理学」を生んだわけですね〜。

ここで出てくるのが「内観法」

内観法は、実験の被験者に対して、刺激を与えていき、その時のこころの動き、つまりはどう感じたかーとか、何を考えているかーとかを聞き取り調査をしてまとめるやーつです。

そうして、実験と観察を繰り返すことで、人間の考えを分解して、構成を読み解いていく心理学だから、「構成主義心理学」とも言われています。

このヴントの「構成主義心理学」に対して反論をしたのが、マックス・ヴェルトハイマーです。

彼が提唱したのが、「ゲシュタルト心理学」で、

そんな一つ一つの反応で人間は知覚して判断していないよ。もっと全体的な流れの元で判断をしているんだよ。てきな考え方です。

その頃アメリカでは

 

その頃、アメリカではJ・Bワトソンが提唱する動主義」が主流だったそうな。ゲシュタルト心理学では一つ一つの反応じゃ心理の追及なんてできないよてきな反論をしましたが、ワトソンは、聞き取り調査じゃ相手が嘘つくかもしれないでしょ!と異論を唱えます。

もっと客観的に実験をするべきだ、と唱えるわけですが、この実験がまた過激。笑
生後11カ月の赤ちゃんに対して、白ネズミを見せて、触ろうとする時にハンマーで大きな音を出して驚かせる実験。笑
今これしたら、世の中が黙っていないね。

驚かせることで、他の白いもの、コートとか、うさぎとかでも怖がるかどうかの実験をしたそうな。そうして怖がる赤ちゃんのデータを取ることで、怖がったり、不安がったりするのは、先天的ではなく、後天的に覚えていくんだよ。と唱えていたらしい。

だけども、それからこの心理学に対して反論が来る。事実じゃなくてその反応に至る前のプロセスを扱うべきじゃないの?ってね。
それが「新行動主義」と呼ばれるものです。

こうしてヴントから生まれた心理学同士でばちばちやりあうことになったみたい。

あの有名なフロイト登場

 

ヴントの心理学から派生をして行ったのだけども、全く違う立場から、源流となった心理学があります。これは聞いたことがあるかもしれない、ジークムント・フロイトの「精神分析学」です。今では原因論とか言われることもありますね。

人間の行動には、自覚をしていない無自覚の願望が関わっているんだよ〜ということに気づいたフロイトは、自我とか超自我とかから心が出来ていると提唱するわけですね。

この無意識の概念が出てから派生したのが、アドラーによる「個人心理学」で目的論とか言われていますよね。嫌われる勇気とかね、僕も読んだ。

それからユングによる「分析心理学」などに派生をしていくわけです。

そして〜今では、一般的な心理法則を研究する基礎心理学、臨床心理学や、医療現場やビジネスでのマーケティング理論で使われる応用心理学へと発展をしていくのです。

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ここまで調べてやっぱり楽しそう

 

人間知るのは面白いですね。自分が知れたり発見をすると、エクスタシーするし、他人と話すときも相手の欲求がなんなのかを知ると少し楽になった気もします。でもあくまでも学問だってことを理解しないと、相手を機械的に見るようになって、勝手に分析するようになっちゃったりしたらひどいことになるから気をつけて!僕自身も気をつけよーっと。今回はつまらなかっただろうから、次からは少し面白くしますね。笑

読んでいただきありがとうございます〜!

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