アービトラージについてのメモです。
資産運用をするほどのお金はありません。知り合いに頼まれて、アービトラージにて資産運用をした経験があります。その名も【国際間アービトラージ】
ローリスクはローリターンだし、ハイリスクはハイリターン、この法則は基本中の基本。
の、はずだった!
が、しかし、今では聞いたことがある人も増えた仮想通貨の取引で鬼稼げる時期がありました。
仮想通貨バブル期とも言えるあの時代。。。
直近では、他国比較で韓国内で仮想通貨価格乖離が発生する「キムチプレミアム」と呼ばれる現象が見られなくなっている。米国の仮想通貨取引所と比較しても、価格の差がなくなった。
カナダのカルガリー大学の研究によれば、2016年1月から2018年2月の期間、ビットコインの価格が韓国では米国よりも平均4.73%ほど高かった。他国の市場との差が、ピーク時で54.48%まで広がったこともある。
韓国で仮想通貨の価格が低下している現象は、地元紙も報じた。同紙は、ビットコインの価格を比較し、韓国の仮想通貨取引所よりも、米国市場の方が2.15%高いと伝えている。イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などのアルトコインでも同様の価格差が見られたという。
ブロックチェーン調査機関DataLightが今年の4月に発表したレポートによると、仮想通貨トレーダー数で韓国は、米国と日本に次いで3位に位置していた。人口とトレーダー数を対比した場合、およそ10人に1人が仮想通貨取引を行っていることが分かっている。以前は韓国で仮想通貨に対する関心が高かったことは、数字でも証明されていた。
アービトラージは比較的リスクが低く、稼げる手法でした。
最高で50%以上もの乖離が出た。というのは、1000万円の取引をしたら、1日で1500万円にすることができた。ということです。
今やっても少しの利益しか得られません。国際間の乖離(価格の差)はだいぶ落ち着きました。
その時にゴリゴリやっていたかったけど、参入が遅かった!今では韓国と日本の乖離差は2%もない時のほうが多いです。
どうやったら国際間アービトラージで稼ぐことができるのか、今回はそういうお話です。違法はさすがにダメだから、合法で。
結論から先に言ってしまいますが、アービトラージで稼ぐのは可能ですが、頭は使わないと無理です。あと度胸。そして何より資金。
目次
韓国と日本の仮想通貨(BTC)の乖離、価格差は変動しまくる
韓国と日本の仮想通貨、主にBTC(ビットコイン)で語ったほうがはやいので、ビットコインの乖離、価格差は変動しまくります。
一カ月のうちに日本が高くなったり、韓国が高くなったりします。ちなみに、この記事を書いているのは2019年9月後半ですが、この頃は韓国が2%安いです。
追記:2020/01/29
今はだいたい3%
つまりは、韓国でビットコインを購入して、日本で送金して売却するだけで、利益がでます。
キムチプレミアムの時には韓国が高く日本が安かったわけですから、今は真逆です。
日本の取引所→韓国の取引所へ転送→韓国で売却→何らかの形で日本へ持ってくる
これが
韓国へ現金をもっていく→韓国の取引所→日本の取引所へ転送→日本で売却
に変わったわけです。
両方のパターンを考えていたほうがいいっちゃいいです。
韓国と日本のビットコインの乖離、価格差で儲ける方法と問題
方法はシンプルです。
どのウェブサービスでもいいのですが、二国間の乖離を見ると数パーセント出ています。
1%なら1000万円が原資であれば10万円、
2000万円が原資であれば20万円、
3000万円が原資であれば30万円、非常にシンプルです。
そこから諸経費を抜けば利益です。
- 安い国にお金を用意する
- 安い国で目当てのコインを購入(価格変動が少なく、売り買いが盛んなコインのほうが望ましい)
- 高い国へ送金をする
- 高い国で売却する
- なお、②と④を同時に行えるとよい。つまりは、2000万円分を買ったと同時に、2000万円分のコインを売却すると、送金の際の誤差による価格変動リスクを避けられる
さてわかったでしょうか。
例をあげてみます。
韓国が安かった場合は、韓国にお金をもっていきます。韓国でBTCを購入し、日本で送金、日本で売却すれば、乖離差分のお金が手に入ります。至極シンプルです。
至極シンプルなのですが、問題があります。さてそれはどこでしょうか。読みながら歯車がたくさんたりないことに気が付いたことと思います。
まず、このアービトラージを完遂させるために必要なものはいくつかあります。
- お金
- 人員
- 知識
です。
まずは
数字とお金と好きなことが書ける第一にお金、第二にお金、第三にお金。
そう、一番大事なのはお金、資金がないとアービトラージは雀の涙になってしまう。経費を抑えても1000万円くらいは欲しい。
次に人員です。最低でも2人、できれば、日本に一人、韓国に二人くらいいるといいですね。なので4人いたら最高です。
知識は仮想通貨の知識と法律について勉強する必要があります。為替と税関についての法律ですね。
いくつか浮上する問題すべてをあげていたらきりがないので、でっかい問題をあげます。
- 日本国外で作れる取引所が少ない
- 海外、現地に住んでいるパートナーが必要
- 両替リスク
- 送金タイムラグリスク
- 持ち逃げリスク
- 空港の税関リスク
以上が問題となるでしょう。あげてみてぎょっとしますね。
アービトラージで稼ぐ方法はシンプルなので、1つずつ詰めなくてもなんとなくお分かりいただけるかと思います。
国際間アービトラージの問題を解消するには
- 日本国外で作れる取引所との乖離が
- 海外、現地に住んでいるパートナーが必要
- 両替リスク
- 送金タイムラグリスク
- 持ち逃げリスク
- 空港の税関リスク
日本国外で作れる取引所との乖離が
日本国外で作れる取引所は以前はどこでも作れたでしょうが、国の法律がとりしまるように近年はなってきているので、韓国でも作るのは困難でしょう。
困難どころか今は無理でしょう。韓国人しか作れません。韓国人でしか作れないどころか、出金ができる大手取引所は迅速な対応をしてくれるのはupbitくらい。bithumbは出金が迅速にできないためにアービトラージ向きではありません。
upbitは2017年までに登録をした人じゃないと新規で登録をしても入金ができません。
海外、現地に住んでいるパートナーが必要
取引所の件もですが、大金を仮に運ぶのであれば現地でタクシーの手配や両替商との交渉なども済ませてくれる人が必要です。
いないと非常に不便。両替商次第でレートが変わりますから、仲良しであればなおよいです。
両替リスク
現地パートナーがいたほうがいい理由にも通じますが、両替はリスクです。取り分が減ります。
出来る限り高レートの両替商であったほうがいいです。
送金タイムラグリスク
10BTCを購入して、送金している最中に一気に価格が下がれば赤字です。送金には国際間ですと早くても30分はだいたいかかります。
持ち逃げリスク
持ち逃げリスクは非常に難しい問題です。GPSをつけても逃げられるときは逃げられます。国際間で契約書を結んでも弁護士を雇わなければ捕まえることは困難でしょう。韓国では盗難が3年の罪で解放されるそうで、数億円を盗んでも働くより盗んだ方が一気に稼げるために、盗みに対してのハードルが低いそうです。
韓国在住の韓国人ビジネスパートナーに聴きました
空港の税関リスク
日本からの現金の持ち込み、韓国からの現金の持ち出しを考える必要があります。日本から現金をもっていく場合は、何が適正なのか。韓国から外貨を持ち出すのは非常に困難です。この辺も考える必要があります。
これらすべての問題を解消すれば、韓国と日本、国際間でアービトラージをすることができます。
実際に国際間アービトラージは稼げるのか
実際に国際間アービトラージは稼ぐことができます。理論値であげたすべてを実際に行うことができます。
上記にあげた問題すべてを解消することが理論上可能です。
すでにやっている人もいると聞きます。
実際に周りでやっている人がいますが、儲けはそこまで大きくはないそうです。なので、どうしてもやりたい人は練ってみたらいいんじゃないか案件ではあります。
投資や投機と違って、自分でコントロールする範囲が大きいですが、他人も絡むためにトラブルは回避不可能だとは思っています
2 件のコメント
送金タイムラグリスクについては、送付する同量のショートポジションを、持てば回避可能です。
コメントありがとうございます!同量のポジションを持つ資金があれば確かに可能ですね!!