突然ですが!ぶっちゃけます。
私は重度のコミュニケーション障害でした。というかです。(現在進行形)人と会うのはかなり苦手で、人に合わせるのも苦手です。
人見知りでもあるし、重度のコミュニケーション障害持ちでもあります。いわゆるコミュ症というやつですね。
メンタルが未だにクソガキであり、豆腐なので、その場で沸点に達すると、言い返してしまうこともしばしばです。
殴り合って喧嘩などは体格もあり、吹っかけることがないのが幸いです。
そんな私はあえて営業会社に入り、営業職として新卒を過ごしました。(正確には学生の頃からインターンをしていた)
理由は、人生で一番やりたくないことを先に済ませておこうと思ったからですね。人と歩み寄るのが大の苦手だから、どうせ仕事で嫌なことするなら、一番嫌なことを先にしようと思ったんです。
重度のコミュニケーション障害の私が営業会社に入ってどうなったかと言いますと、不動産賃貸の営業マンだったのですが、
- パソコンもまともにわからない
- 敬語わからない
- 人と話せない
- 声も小さい
ということで、全然営業では結果が出ませんでした。
ですが、どうにかして、営業で結果を出そうと思い、とあることを意識して継続し続けた結果
- 1年でエリア契約数TOPタイ
- 1年で新卒店長就任
になれました。
学歴もない私としてみては完全なるランクアップですね。年収は上がりませんでしたがw
店長は名前だけだし、エリアも狭いんだけどね。
それでも年収で言うと800万前後の営業マンがゴリゴリといるエリア(港区、品川区、渋谷区)でそれだけの成績が残せたというのはそれなりの小さな成功体験となっています。
本当に対人は辛かった。毎日毎日試行錯誤した。涙して会社から帰った日だってたくさんあった。朝からだが動かない日だってあった。過呼吸で倒れることもあった。
人見知りな人で営業を頑張っている人に届けたいっす。
コミュニケーション障害で、人嫌い、人が苦手だとしても、営業を頑張っている人に向けて、少しでも役に立てればと思い、人見知り流営業でやったことざっくり版を残しておきます。
目次
どれくらいコミュニケーション障害だったのか
高校、大学、社会人となり、現在20代後半ですが、それまででできた話す程度の友達は1人だけです。
彼も人が苦手ということでお互い干渉をしないで済みますので、一緒にいても1日無言です。w
そんな風に見えないとよく言われるのですが、そう見えているのはかなり努力しているからだと思います。(自分で言うのもなんだけど)
まともに人の目は見れず、人と会話もできない、話は飛び飛びになる、相手は呆れて、機嫌を悪くすることがしばしば。
もう手を付けようにもどこから手をつけたらいいのかが全然わかりません。w
コミュ症の私が営業職として働きだした時は、死ぬ思いでした。電話マジで誰か出ろw
ずっと思ってましたね。w
私に回すな〜私に回すな〜
念じていました。そういうときに限って自分にくるのですが。
こんな私が営業で成績をそれなりに収められたのは、当たり前のことだけ徹底をしたからです。
[コミュ症流営業術]当たり前のことだけ徹底した
当たり前のことだけを徹底しました。
主に行ったのは、
・挨拶笑顔でした
・デカイ声で挨拶した
・紙に書きまくった
・電話は立ってやった
・歩き方を鏡で矯正した
・スーツはいつでも綺麗にした
・靴は会う前に磨いてた
・提案は必ずした
・相手の話は相槌、共感、復唱した
・否定は絶対にしなかった
・電話の内容はメールにした
・メールの内容は電話で話した
などなど。当たり前でしょ?誰でもできそうでしょ?そうなんですよー。
特に気をつけた点は、
・身なり
・声
・メール!!!!!
です。
気づいた方もいるでしょうが、コミュ症流営業術は人と会わないところで努力するほかありません。んだって会って話せばマイナスポイントですよ?笑
マイナスが来るのがわかっていれば、どれだけ先に補充をするのかが勝負なんです。かなりシンプルですね。
そして、人が人を信用するのって、コミュニケーションが取れるかどうかではないんですね。自分にとっての目的が果たせるかどうかなんですよ。
お金を儲けたい人であれば、どれだけ無口でも、100円を1年間に1億円にする男がいたら預けるでしょう?
だから別に対人とコミュニケーションを取れなくても大丈夫な営業もあります。
全てにはまるわけではありませんので、その点は個人で考えてください。
身なり
身なりはスーツと靴、髪型、表情、そりゃあもう見える場所全てを基にしました。
イケメンとブサイク、美女とブサイクどちらに営業されたいですか?
と聞けば人それぞれでしょうが、
長い時間を一緒にいたいのはどちらですか?
と聞かれれば、好み(自分にとってはイケメン、美人・かわいい方)を選ぶでしょうね。
何も整形をしてイケメン、美人になれ!と言っているわけではありません。スーツのシワを治して、髪型をセットして、歯磨きをして、保湿して、靴を綺麗にするだけです。
多分これらは人見知り関係ないので出来るはずです。
ワイシャツであれば、袖をまくるのもただまくってはいけません、丁寧に折ってまくるんです。自分が思っているよりも、人の視野には相手が写っています。
そして、第一印象で人を判断します。不潔、がさつな人は多分○○だろうと判断されますので、大抵プラスに働くことはありません。
出来る限りの努力をしましょうね。これができない!と言っていたら人見知りじゃないですね多分。ただ嫌なことから逃げているクソ野郎だぞ。やれることはやろう。
声
声は毎日7時から発声練習をしていました。喉声でしたので、腹式呼吸での腹からの声を練習しました。
ヒトラーの演説なんかを映像で見たことがあるかもしれませんが、彼が演説をするときには、聞こえない周波数が流されていたという都市伝説があります。
音=周波数
音によって人の気持ちはコントロールされると大昔から言われておりますし、マーケティングをかじっている人であればご存知かもしれません。
人の感情を動かすには、「音」はかなり重要です。
人見知りですし、コミュ症なので出来る限りは喋りたくありませんよね。私の場合は人見知りでコミュ症だからこそ緊張して無駄話してしまうケースだったのですが…
少しの言葉でも相手に伝えるためには「はっきり」とした「声」が必要です。
本当にこれだけでだいぶ人からの印象が変わるのでやってみてください。
メール
メールを強化するのはかなり重要です。
自分で言うのもなんなのですが、メール返信率は超絶高かったです。多分90%以上キープし続けましたね。
返信しない顧客の方が少ないほどに、返信されるのが仕事ではありませんが、見込みでもないお客さんに対してずっと追客(お客さんを追いかける、営業メールすること)は賢いとは言えません。
コツとしては、「感動」を意識することです!
自分がされたら反応しちゃうなーってことを徹底的に考えて行います。
例えば、問い合わせた物件がAだとすると、Aに似た物件BCDEFを送ります。
問い合わせの確認は最速で行うものの、どうしてもこの物件に住みたいんだ!と思っている人もいれば、ただの空室の確認中で他の物件も欲しがっている可能性もありますので、速攻で5件送ります。
すると、メール受信画面では、自分の名前が6つ並ぶので、他の不動産屋でも確認していたとしても、自分に返信をしてくれて、他の物件を紹介してください。
となります。
こうしたメールを丁寧に行うと、電話をわざわざしなくとも「この人に任せよう」状態になってくれますので、訓練をしました。
他人の3倍やる
徹底って言っているけど、程度がわからないわ!
と思っている方がいらっしゃれば、とりあえず3倍やりましょう!
自分が伸ばしたいと思った能力は会社での、その能力のTOPを見て、さらに3倍やります。
それだけで結果が出ます。
これはのちにも役にたつ教訓ですね。量は裏切らない。
究極的に当たり前に強化できる点をまずはシンプルに他人の3倍やってみます。
すると量ができるようになり、質を高められるようになります。
質を高められやり続けると、同クオリティでの仕事の時間が短くなります。
時間が短くなると新しいことができる時間ができます。
これを繰り返して能力を上げていきます。
人と会わずにどう自分を信用してもらうのかについて徹底的に考えた結果、
- 会う前の努力(メール)
- 会った瞬間の努力(身なり)
- 最小限で済む努力(声)
を励み
結果、1年足らずで敏腕営業マンがいる中で、小さいエリアではありますが、ただのクソひとみしりのコミュ症がTOPに躍り出たわけです。
(今は同じ仕事できないです、パフォーマンスも落ちまくっていますけどねw)
コミュ症でも営業はできるし結果は出せる
人見知りでも営業は間違いなくできます。むしろ、人見知りやコミュ症だから自分は営業ができたのかもしれません。
同じくコミュ症だけど営業職についてしまった、コミュ症なのに営業マンかよ!
悩んでいる方がいれば、安心してください。コミョ症だからこそ、人付き合いがなくて、コツコツと集中できますよ。
人と話すことが苦手だったから、できる限り、人が警戒をしないように信用をしてもらう方法にも気付けましたしね。
同じような方にはマジで頑張って欲しいので、同系統のコンテンツをガシガシ書いていきますね。
読んでいただきありがとうございます。
おしまい