医者に頼りすぎない生き方を模索するためには、食生活、食文化というのは外せません。
なぜなら、体をつくるのは体外から摂取したものが関係してくるからですね。
子供の体をつくる!と聞けばカルシウムを思い浮かべるのは私だけ?笑
そしてカルシウムと聞けば、昔から牛乳を思い浮かべます。牛乳といえばBSE問題!と勝手に関連付けました。笑
聞き慣れた言葉ではありますが、BSE問題とは何か、海外で発症したのにもかかわらず、起きてしまった原因は何かを考察してみました。
※この考察の前には、中洞正さんの黒い牛乳と言う著書を拝見させていただき、一部引用ではありませんが参考にさせていただく部分もございます。
目次
BSE問題とは
BSEとは、
牛海綿状脳症(BSE)は、牛の病気の一つで、BSEプリオンと呼ばれる病原体に牛が感染した場合、牛の脳の組織がスポンジ状になり、異常行動、運動失調などを示し、死亡するとされています。かつて、BSEに感染した牛の脳や脊(せき)髄などを原料としたえさが、他の牛に与えられたことが原因で、英国などを中心に、牛へのBSEの感染が広がり、日本でも平成13年9月以降、平成21年1月までの間に36頭の感染牛が発見されました。
引用:厚生労働省/BSE
一言でいうなら、脳の組織がスポンジみたいに穴ぼこ、スッカスカになっちゃう病気のようですね。
聞くだけでもちょっと怖い!そんなん食べて、人間に発症してしまったら、人間の脳みそもスッカスカになってしまう可能性があるとのことで、国民に広く知られ恐れられました。
牛丼屋には人が行かなくなり、牛乳の消費量は格段に減りました。
BSE問題が起きてしまった原因
顕在的に言われている理由としては、飼料として肉骨粉を与えていたからです。
肉骨粉(にくこっぷん)とは、牛・豚・鶏から食肉を除いたあとの屑肉、脳、脊髄、骨、内臓、血液等を処理して粉末に加工したものです。
ここまでは、厚生労働省の飼料でもパッと見てわかりますが、ではなぜ海外で発症をしていたのにもかかわらず、肉骨粉を飼料として使い続けたのかが問題です。
そこには、日本の酪農の経営、アメリカとの貿易が背景にあったからだと思っています。
大量生産型の酪農経営になってしまった件に関しては別記事で述べます。当時高度経済成長とも言える中で、日本の工業品の多くをアメリカに輸出していたそうな。
代わりにアメリカは飼料の輸入を日本に求め、アメリカから飼料が入ってきました。
本来であれば、この飼料内に何が使われているかを明示する必要があったでしょう。そして農家も飼料に何を使っているかを聞く必要があったでしょう。
ですが、怠ってしまったわけです。それは、経営がうまく行かなくなるために、飼料を上げ続けるしかなかったと言うことと、まさか使われているとはと言う油断があったと言います。
BSE問題を回避するために
BSE問題を回避するために、今後していくべきことは、
日本という土地を生かした酪農の姿へ戻すこと
厚生労働省がしっかりと管理をすること
日本人の食へのリテラシーを高めていくこと
にあると思います。そしてBSE問題だけでなく、食の知識がつくことで、他の問題も解決していくことだろうと私は思っています。
エビデンスがなく推論にはなってしまっているのですが、エビデンスが出てからではもう遅いケースもあります。BSE問題に関しては特にそうです。エビデンスなんてものはありませんでした。ですが起きたのです。
物事が動き出す時に、何が起こるのかを推論して、本当に重要なものは何なのかを考える力が必要です。
そのために、まずは小さなことからでもいいので、なるほどこういった考えもあるのかーと思っていただけるようにこの記事を書きました。
まとめ
BSE問題とは何か、起きてしまった理由などについてでした。
情報量がまだまだ少ないので、推論としても甘いかもしれません。今後も勉強していき、みなさまが興味を持っていただけるような情報提供を心がけます!
お読みいただきましてありがとうございました!