ニコニコレンタカーで車を借りて、山の中にある温泉地に行ったら、電波のない山奥で原因不明のパンクが起きました。
山の中でのパンクも嫌なのに、JAFやレッカーを頼みたいのにも関わらず電波も届かないために状況報告もできないし、どうすれば、、、
結果、レンタカーは提携している保険会社への連絡をして、レッカー車がきて移動・運んでもらい、ヒッチハイクで帰りの足を見つけて、下山をしました。
だがしかし、レッカーはするが帰りはタクシーで帰ってください!と言われました。明らかにパンクの原因は経年劣化だったのに、、、
自分の中でちょっと憤慨した件だったので、浄化させるために、書きます。
パンクレクイエム記事です。アーメン。
目次
山の中・山奥でレンタカーがパンク
まず、最初からの状況説明です。w
ニコニコレンタカーにて「ハスラー」を借りて、山の中にある温泉地へ旅行しに行きました。走っている途中、急に外から普段は効かない音がなりました。
これはまずい!と思い、山道だったので、基本は1車線ずつで道も広くはないので、止まることができず、広い場所を探して停車をしました。
停車後に、車から降りて、タイヤを見てみると見事に前輪右側がパンクをしていてぺっちゃんこでした。
近くで見てみると、切り傷や釘のようなものが刺さっているわけでもなく、タイヤからワイヤーがはみ出ていたために、「経年劣化」であることが予想できました。。。
軽量のレンタカーにはスペアタイヤがない
最近の軽自動車や1000cc前後のレンタカーには、軽量化のためにスペアタイヤを積んでいません。
スペアタイヤとは、パンクした時用の一時的なタイヤであったり、まんま付けているタイヤと同じものを積んでいることも多いです。
スペアタイヤがなければ確かに車体は軽くなるのですが、タイヤに何かがあれば、いざという時に修理ができないために、レッカーを呼ぶしか無くなってしまうのです、、、
電波の届かない山の中からレッカーを呼ぶ
タイヤがパンクをしてしまった場所は電波のない山の中でした。
そのために、スマホの電波はもちろん届かない。レンタカー会社に連絡をしようにも、レッカーを予防にも、保険会社に連絡をしようにも、電波がないために完全に詰んでしまいました。
電波が届かない場所では何もできないので、近くの電波がある場所を探しました。しかし見つからなかったので、意を決してヒッチハイク!
三角表示板(停止表示板)を出し、目の前で一人に立ってもらい、自分は走っている車を探しました。
結果、一人の男性が止まってくれて、近くの電波がある場所に送り届けてくれました。
レッカー車をレンタカー会社、保険会社から呼ぶ
ちなみに、レンタカー会社は保険会社が必ず付いているはずです。レンタカーを借りるときに保険を使うかどうかを問われているはずなので、保険をつけていれば、提携している保険会社を使うことができます。
- レンタカー会社に電話
- 保険会社に電話
まず、レンタカー会社に電話をする方がいいです。レンタカー会社と保険会社がどういった契約内容なのかを確認する必要があるからです。
レッカーが必要かの判断基準として、
- 基本は自走ができない場合
- タイヤのパンクなどの故障
- 走行できても保安上に問題あり
などがあげられます。
仮に走行ができたとしても、車の一部が壊れてしまって、車検に通らないような状態になってしまった場合、道路交通法第62条「整備不良車両の運転禁止」になってしまうので、道路を走ることはできません。
だからか、なかなか見つからないの。w
レッカーが捕まらない、基本的に同乗は不可
電波が届く場所に行き、電話をかけますが、レッカーがなかなかに捕まりません。
理由は、山の中であったために、公共交通機関がなく、ある程度の場所まで行ったら、タクシーで帰ることになると言われたからです。(レッカーを呼ぶ保険会社に)
明らかに(この時点で99%経年劣化で壊れたことはわかっていた)タイヤが壊れたのはレンタカーの過失なのに、山にレッカーを呼んで、タクシーを呼んで、自費で下山をする。なんてのありえるのか。
と思い、レッカー車に同乗可能かどうかを聞きました。しかし、基本的にはレッカー車には同乗は不可なので、状況説明をしても、見つかりません。
秋風が吹く中で、駐車場で「寒いから見つかるまで車の中にいていいよ」というおじさまのお言葉に甘え、車内でレッカーが見つかるのを待ちました。
ロードサービスは基本的に人を乗せてはならない
道路運送法という法律が関係をしています。
事業として人を運送することは、国の別の許可が必要なるために、(バスやタクシーみたいに)レッカーなどのロードサービスでのサービスの範疇を超えてしまうために不可能となるみたいです。
レッカーによるけん引は危険を伴うこともあり、人間を乗せて事故にあってしまえば、高額な賠償金が必要となるために、避けているという面もあるようです。
なので、基本的にはレッカーをしてもらえば、レッカー車が運ぶ先へ公共交通機関やタクシーなどを使い、自分で追いかけねばならないそうです。
ロードサービスによっては、それらも保険対象になり、交通費や宿泊費(ホテル代)などを出してくれるところもあるとか。
今回は山の中で電波も届かないような場所であったため、そして時間が遅く夜になる可能性もあったために危険性と天秤にかけ、近くの駅まで乗せてもらうことになりました。
レッカー車到着、帰宅!
同乗可能なレッカーが見つかり、1時間ほど待つことになりました。
1時間も待つのは暇だからと、拾ってくれたおじさまが近くのコンビニまで連れて行ってくれて、何も変哲も無い会話をしながら待ちました。
山の中は目立つ場所があまりないので、グーグルの地図上で乗っているような場所を探し、そこで待ち、1時間ほどでレッカー車がつきました。
レッカー車を連れてパンクをした車で向かいます。だいたい20分ほどかかりました。
「全然近くねいねwここ歩こうとしてたのかいw」
なんて笑われながら、タイヤの話をすると
「絶対経年劣化だね。ワイヤーなんてまずでないからね」
と言われて、まじかーなんて思いながら、現地へ向かいます。
現地へ着き、タイヤを見ると、やはり経年劣化。これはもうどう頑張ったって直せないと言われました。さて、レッカー車に乗って窮屈だけど、お願いして最寄りまで帰るかーと思いきや、ずっと一緒に待ってくれたおじさまが最寄り駅まで送ってくれることになりました。
なぜここまでしてくれるのだろう?って思ったのですが、よくよく長いこと話しているうちにわかったのですが、その方には私と同い年の子供がいました。
私もわかるのですが、親や祖父母と同じ年代方が困っていたら見過ごせないんですよね。その現象に似たものがあるのかな、と。相手の善意に理由なんていらないとは思うのですが、少し考えてしまいました。
山の中に入ったのが14時くらいで、パンクして電話できる場所を探して、レッカーをして、下山をして帰った時間がだいたい18時でした。
とんだ休日だなあ!おい!
後日談、まあ色々と無料になった
まさかのパンクをして休日を無駄にしたため、「これって、結局俺ら悪くないし、言ったらお金払わなくて済むんじゃないの?」と思ったために、レンタカー会社に連絡をしてみました。
明らかな経年劣化だったために、整備不良とまではいかなくとも、申し訳ないと言われました。だが金はしっかり取られた。w
それはそうか。
1日のレンタルだったけれど、保険も払わなくてよくなり、半日分のレンタル料金だけを支払うことになりました。次回使うときサービスします!って言われたけれど覚えているのだろうか。。。
温泉に浸かる予定が、おじさんの優しさに浸かった1日でした。
終わりw