日本三景松島での「ああ、松島や」を詠んだのは松尾芭蕉ではない!?

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松尾芭蕉

日本三景の一つである松島で詠まれたとされている、俳句は松尾芭蕉じゃないって知っていましたか?

日本三景とは?松尾芭蕉とは、芭蕉でなければ誰が読んだのかを解説していきます。

日本三景とは?

宮城県中部の松島

京都府北部の天橋立

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広島県南西部の厳島(宮島)

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このうちの松島に松尾芭蕉が訪れて、俳句を残したってのが有名な話なわけです。

その時の俳句が、

「松島や ああ松島や 松島や」

なわけです。

松尾芭蕉って誰?

松尾芭蕉が知らな人もいますよね。

松尾芭蕉は、江戸中期の俳人で、奥の細道というたびに出て、俳句を読みながら全国を旅した偉人です。

1日に約40キロ以上もの距離を歩いていたこと、伊賀市出身であることから、忍者だったのでは?服部半蔵なのでは?という歴史では語られない都市伝説もありますが、それはまた別の場所で。笑

日本三景と言われる松島の俳句

「松島や ああ松島や 松島や」

 

あの作品は、松尾芭蕉作ではなくて、

江戸時代後期に相模国(神奈川県)の狂歌師・田原坊が作ったものだそうです。

仙台藩の儒者・桜田欽齊著「松島図誌」に載った田原坊の

「松嶋やさてまつしまや松嶋や」

が原型だそうで、

「さて」が「ああ」に変化して、

今では、

ああ松島や

と言われているんだとか。

調べてみる

松島図誌を1ページから見てみる。

なかなか見つからない。

探すこと10分。

あった!

表紙を含めて43ページがあるとして、36ページ目にありました。

真ん中部分に、書いてあった。

よかった。

出典:松島図誌/国文学研究資料館

通になりたい人は「さて松島や」

通になりたい人は、

さて松島や

と言って見てもいいかも?笑

お?こいつ知っているな?

となるよ(たぶんならない)

ちなみに、松尾芭蕉本人は綺麗すぎて、何も俳句を読めなかったそうな。
心からの感動ってものはそういうものなのかもしれない。
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