ミニサイト、と聞いてパッと聞いたことがない人、
『分からねえな~』と思わずにもう少しだけ見てください。笑
雑記ブログ⇒ミニサイトでカテゴリーごとに分割
⇒その後…
という流れで、これから
- ミニサイトとはどんなサイトなのか
- ミニサイトを作って得た成功体験と失敗
について書いていきます。
まずは、作ろうと思ったきっかけ、
経緯について書いていますので、興味がない方は、
【ミニサイトを作って得たこと】
から読んでください。
Contents
ミニサイトを作ろうと思った理由、きっかけ
いや~。ちょっと緩くいかせてください。笑
誰でも『楽して稼ぐ』にあこがれますよね。笑
私もその一人で、楽して稼げたらいいな、という思いが漠然とありました。正確には楽してというよりかは、新しくあせくせと『稼ぐ稼ぐ稼ぐ』『稼がないと』と焦らずとも、悠々自適にサイト運営、ブログの更新をするだけで生活費用が賄える、そんなことを夢見ていました。
実際にその夢をかなえている人は世の中に何人もいるかと思います。それができないのは自分の力不足、そんなことはわかっています。力がないものは考えなければならない。そこで私は考えました。
まず、ブログを毎日、稼ぐために書き続けることは嫌でした。
※甘えです。
とある田舎でのネット芸人や海外へいたり、副業なんとかとかで偉そうな人たちみたいに、世の中をあおりながら、あせくせと稼ぐスタイルには憧れませんでした(もちろん、お金を稼げる点はリスペクト、そして尊敬)
顔出しをする予定もないし、どうやったらネットで稼げるのかを考えたときに、たどり着いたのが『アフィリエイト』や『サイト運営』だったのですが、ただ、『アフィリエイト』は敷居が非常に高かった。簡単に稼げるものではなく、実際稼いでいる人を見ていたり、実在するアフィリエイターさんを見ていても、サラリーマン以上にアグレッシブだった。
※顔出しをしている人を私はアフィリエイターではなくネット芸人と呼んでいるので、その辺の塩梅はやんわりつかんで読んでください。
いつもの通り、東京都内にある本屋でコーヒーを飲みながらパソコンをいじり、ネットマーケティングコーナーに行くと、『ミニサイト』をつくって稼いでいるのんくら本と呼ばれる本がありました。(著者:鈴木さん)。
開いて活字を読み、続きを頭にぶちこんでいく。すごくわくわくしたのを覚えています。
既存のネットの稼ぎ方は自転車操業が否めなくて、書いても書いても記事はパクられるし、新しい情報がはいって順位が落ちるし、当時2017年『まだ東京で消耗してるの』と有名だったが、私からしたら『ネットで消耗している人ばかりだけどな…』と思いました。
もちろんその中の一人が私ですが。笑
消耗戦から抜けられるかもしれない!
そう、ミニサイトの本を読んで思わされました。
本を読んでから、もとから自分のブログは
『雑記すぎてターゲットも糞もなく、読んだ人に【なんのブログ】なのか説明することが非常に難しい』
と思っていたこともあり、すぐさまミニサイトの制作にとりかかりました。
そして、ミニサイトをつくり、放置に放置を重ねて運営という名のもとにただの放置を1年続けました。
経緯はこんな感じです。
ミニサイトとはどんなサイトなのか
そもそもミニサイトとはどんなサイトをいうのか?ですが、
主に、オーソリティサイトと言われるような、
【特定ジャンル】のみの【情報サイト】
と思ってもらえればよいです。
Wikipedia以上に情報が事細かに書かれていて、そのジャンルの情報が知りたい人にとっては、まるで【辞書】のような扱いになるサイトです。
例えば、2020年流行っているソロキャンプですが、ソロキャンプについて事細かに書かれているサイトがあれば、それはオーソリティサイトとも言えます。
時代によって流行り廃りがあまりにもあるジャンルはオーソリティサイトではなく、ミニサイトとも言えません。
カフェや居酒屋マップのようなサイトをつくっても、1年後に大きく店は変わっています。変わるたび、その都度変更が必要ですし、最新に保つためには労力が非常に必要です。この辺の定義は別にどっちだっていい(おい)のですが、正確にはミニサイト、とは言わないと思っています。
○○(国名)への旅行マニュアル
みたいなサイトはオーソリティサイト、ミニサイトです。大きく変わることはありませんし、去年書いた記事を来年読んでもめちゃくちゃためになる。という。だから記事がずっと細くとも長く読まれ続けてくれる、というわけです。
特化サイト、計33ミニサイトを制作して運用した
だいたい30近いミニサイトを制作して運用しました。
ミニサイトにするのであれば、雑記ブログのカテゴリー全てを1サイトにまとめて運用してみるのがよいのでは?と馬鹿な考えを私は思いつきまして。笑
漫画、映画、健康、お金、仕事、ブログ、様々なジャンルを1つに絞りました。1サイトにある記事数は多くて240記事、少なくて5記事のサイトもありました。
1日の更新時間は2時間くらい
サイトがたくさんあるので、曜日や日にちを決めて更新日にはサイトに訪れ、メンテナンス(広告のチェック、リライト)をする、たまに新規記事を書く(頻度不明)という流れで1年間続けました。
たまに面倒なときは容赦なく放置をしました。たくさんあるサイトを管理しようとすると仕事間が出てしまって、めちゃくちゃやる気がそがれる音が聞こえました。(my father~♪)
ミニサイトで実際にどれくらい稼げたのか
ミニサイトで実際にどれくらい稼げたのか、たぶんブログをやっている人の多くが【お金】に期待しているでしょうし、先に言っておきます。
だいたい年間で33サイトでの収益は年間100万円くらいです。
これが多いという人もいれば、低い人もいると思いますので、事実としてだいたいそれくらいです。
途中で売買も考えてサイトを売ろうと思ったのですが、そのときは1カ月でつくったブログがだいたい20万~30万で売れる感じでした。1日の作業量はだいたい1時間だったので、わりとメインの大きな検索量があるキーワードブログじゃなくても、リンク用に買ってくれる人もいるのだな、と思ったのが記憶に新しいです。
結果:ミニサイトを辞めて、1つのブログに戻した
結果ミニサイトを辞めて1つのブログに戻しました。
ミニサイト運営は確かにブログをやっていくうちに誰か仲間ができたらいつかまたやろうかな、とは思いましたが。
現時点ではこのブログだけで雑記に、好きなことを書いていこうと思いました。
ブログで数字がでて、マネタイズしていくことも嬉しいのですが、個人的にはこうやって好きなことをぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべりつつ、誰かがそれを聞いてコメントをくれたり、SNSで話したりできる人ができたら、それが一番だな、と改めて思いました。
なので、ミニサイトをつくりたい!という人がいたら、やってみてください。とは言いますが、適正、不適正はあるかなーという印象です。
ミニサイト運営で稼ぐ適正、向いている人と向いていない人
ミニサイト運営をしていて、稼ぐまでの道のりは今日作って明日稼げる、来週稼げる、来月稼げる、というものではなく、長い道のりです。
仕事の仕方、稼ぐ方法に正解、不正解はなく、運要素もあると思います。ですが、向いている人と、向いていない人はいるかな?と思ったのが素直な感想です。
ミニサイト運営に向いている人
ミニサイトをつくって、運営していくのに向いている人は
- 愚直に継続ができる
- スケジュール通りに自己管理ができる
- 自己顕示欲が高くない
- 好きなことを徹底して追及できる
じゃないかな?と思っています。
スケジュールをつくり、いつに何の記事を書くのかを決めて、職人のように記事を書いていき、求められているのは【情報】なので、自分を出すこともありません。顔出しでブログやSNSをやっている人は少なからず自己顕示欲があるとは思いますが、ミニサイトで稼ごうとするとその辺はあまり満たされるイメージはできません。
稼ぎまくって、弟子をつくって、コンサルして、がっつりお金を手にしたいぜ!って人はそもそも向いていないと思います。
ミニサイトをつくって、管理運用し続けることは、職人、に近いんじゃないかな。
ミニサイト運営に向いていない人
上記にも書いてありますが、ミニサイト運営に向いていない人は、
- そもそも続けられたことがない
- 徹底した情報収集ができない
- こだわりのある文章が書けない
- 好きなことを追究というよりかは稼ぎたい
こんな人たちです。
好きなことを追究して、こだわりある文章を書いて、徹底的に訪れた人にジャストな情報を与えたい!
というよりかは、
金!お金えええええええええええええヾ(@⌒ー⌒@)ノ
って人は耐えられないんじゃないかな?もちろんお金を徹底している人の律する力は半端ないけど、そしたらわざわざこの地味な稼ぎ方じゃなくて、今ならyoutuberとかやったほうがいいと思います。笑
私は好きですけどね。
ミニサイト運営を通して学んだこと
ミニサイトを運営しての成功は
- お金を0から稼ぐ力がついた
- データが得れた
- ビジネスの基本を考えられた
などなど、その他学べたことは本当に多々あります。
お金を0から稼ぐ力がついた
お金を稼げたことは少しの金額としても本当によかったです。誰に教わったわけでもありませんので、不安もかなりありましたが、実際にやってみて年間100万円以上を稼げたことは嬉しいですね。ただし、やりかたによっては最低時給以上の結果が出ることもわかりました。もちろん商売に絶対はなくて、時代が変わればいらなくなる能力かもしれませんが、ブログやメディアで0から自分で稼ぐ力、がついたことは結構大きいです。
データが得れた
雑記ブログと比べて専門的なサイトの場合、どれくらいの回遊率なのか、どれほどの記事数があれば検索順位の上位がとれるのか、など。ネットや本に書かれていることではなく、実際に自分でやってみた結果で出た数字をもって話ができるので、実業のほうでも非常に役に立っています。
ビジネスの基本を考えられた
ビジネスの基本を考えられました。テキトーって無理なんやなーああーあーって。笑
サイト構成が非常に大事ってことも学びました。ウェブページで非常に大事なのはサイト構成。後にも先にも構成が大事。入口から出口までの設計してないサイトだと、水道管に亀裂が入っている蛇口って感じですね。下手したら水が出てこない。(水=お金)というのが改めて分かります。笑
私はサイト構成が下手くそでテキトーに作っていましたが、稼いでいると言われるようなサイトは構成がしっかりしていますし、記事ではなくサイト構成さえしっかりとしていれば、情報をただ集めて羅列するだけでも価値のあるサイトになると思っています。
求めている人、欲しがっている人にわかりやすく、いつでも見られる場所に情報を置いておくから、信頼してもらえて、何かを買ってもらえる。
(っぽいこと言っているけど、結構てきとーです。)
でも、どんなサイトなら見たくなるか、って色とか文字の使い方とか結構ターゲットごとに考えたりして、結構疲れましたもんね。もっとありますが、ざっと思いついたのがこの辺りです。
ミニサイト運営で大変だったこと
ミニサイトを運営して『大変だったな~』という印象が強いです。笑
- 広告入れ替えが面倒
- サイトの設計次第では過去記事が使い物にならない
- 管理能力が引くいために複数はやっぱり無理
などが理由の一部です。
広告入れ替えが面倒
ASPによっては頻繁に広告入れ替えをしますし、広告をはってもいちいち入れ替えるのって面倒だな、と思ってしまいました。あと順位があがったさがったで一喜一憂するのも嫌だし。本業よりも気になってしまうという事案が起きます。笑
雑記ブログの記事は捨て記事が多かった
サイトをつくるときに、誰向けにどんなサイトにしようか考えるのですが、過去記事をカテゴリーごとそのまま引っ張ってくるために、新サイトに合わない記事もたくさんありました。
ずれすぎているコンセプトではミニサイトの意味がないし、まとまりがない記事をたくさんつくってしまったら、雑記ブログから更なる雑記ブログを作ってしまっただけだしなあ、となります。
そのために、コンセプトをちゃんとクッキリ決めるために、明らかに異物というか、『使えねえな~これ』というような記事が出てきます。悲しい。
管理能力が引くいために複数はやっぱり無理
やっていたら稼げそうだな、とは思いましたが、管理能力が著しく私は低いので結構『無理』だな、と感じてしまいました。
複数のブログの更新に、数字のチェック、広告チェック、ときには営業をして広告を貼ったりなど、考えれば考えるほど、もはや本業じゃん!悠々自適にすきなこと書くだけのブログのほうがいいわ!と思ってしまいました。も~~~~のすごく。この辺が甘いですね。ビジネスマンになりきれないところです。
ミニサイトを作ってよかった。仕事増えたし
苦労はしたし、時給に換算したら多分2000円切っているだろうから、稼げた?と聞かれたら稼げ、ては、ないでしょう。
でも、ミニサイトを作ってよかった。
結果的に仕事は増えました。笑
ミニサイト制作をするうえで、面倒なサーバー側のプログラムとか、ブログを何度もつくったりとか、エラーがでたときに対処したりと、『ブログ』自体には向き合ったので、クライアントさんから『あれできる?』『これできる?』という対応にはより応えられるようになりました。
実際にWEBマーケティングをただ机上の空論でしている人よりも圧倒的に手を動かしてきたので、細かくは肌感覚で商談ができるもメリットですね。
とはいえ、お金欲しかったな~。前澤くじ外れたしなあ~。
ミニサイトをつくろうと思っている方に少しでもお役に立てればうれしい限り。
おしまい